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『カスピアン王子のつのぶえ』
C.S.ルイス著(瀬田貞二訳)『カスピアン王子のつのぶえ』(岩波少年文庫)

ナルニア国ものがたり2 「夏休みが終わり、寄宿舎へ帰る途中、4人兄弟は魔法の力でナルニアへ呼び戻されます。数百年がすぎ、暴君のもとで荒廃しきったナルニアで、4人は殺されかけた王子を助け命がけの戦いを繰り広げます。」(←裏表紙)

最初にこのナルニア国物語の全体のストーリーの説明がある。「ライオンと魔女」では、こんなことは書いてなかった。中村妙子氏の解説によると、ルイスは最初「ライオンと魔女」で完結するつもりだったそう。反響が大きかったので、続編を書くことになったとか。昔からそういうことってあったのね。今で言えば、インディ・ジョーンズの続編がまた出るみたいな…ちょっと違う?!

ストーリーとしては、「ライオンと魔女」ほど楽しめなかった。雪の女王のシーンとか、スリリングだったけれど、今回はそういう点ではちょっとイマイチ。裏表紙に書いてある「命がけの戦い」とは、ピーターの一騎打ちのことをさすのだろうか?他のシーンでハラハラドキドキする場面はあまりなかったように思う。

「指輪物語」や「ハリポタ」は、原作が長編なので、映画化したときに、かなりの部分を削ることになるけれど、このナルニア国物語は1つ1つの話がそれほど長くないので、原作に忠実な映画化とも言える。
by miyamama4649 | 2008-06-12 21:33 | ブック

読んだ本、見た映画、ミュージアムめぐりなどの感想をつれづれと。
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